人生の長さ




オギャーと生まれてから 坊さんにお経をあげてもらうまでが人生の長さである。

人生とは、そのものさしの中身の事である。

長さは入れ物にしか過ぎず、長くたって短くたってそんなに変わらない。

重要なのは、その中身である。


人生の中身を「どう生きたか」によってその人の人生の価値が決まるのである。

子供を沢山つくった人は、ご先祖様が喜ぶ。  大喜びである。

自分の血が増えるのだから、大宴会である。

子孫の中で末代まで生き続けられるのである。

あせったって、急いだって、しょうがないのである。

そんなに変わらないのである。


坊さんにお経をあげてもらった時、悔いが残ったか、満足だったかかが問題なのである。

長さは入れ物にしか過ぎず、箱は要らないのである。

やり残した事が無ければ、人生は正に大慶喜である。

(C)Satoru Saito